前作からかなりの時間が空きましたが、その歳月を感じさせないほど緻密に作り込まれたクオリティ。「これは大画面で観るべき作品だ」と、素直に圧倒されました。
映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』作品情報
2021年の第1部から約5年の沈黙を破り、ついに劇場公開された待望の第2部。本作の骨格を作る圧倒的な布陣を紹介します。
■ 基本情報
- 公開日: 2026年1月30日(金)
- 上映時間: 108分
- 原作: 富野由悠季、矢立 肇
- 配給: 松竹/バンダイナムコフィルムワークス
■ メインスタッフ:映像美の魔術師たち
本作の最大の魅力である「空」の表現と重厚なドラマを支える、世界最高峰のクリエイター陣です。
- 監督: 村瀬修功(代表作:『虐殺器官』『GANGSTA.』)
- 圧倒的なディテールとリアリティを追求する演出が、今作でも炸裂しています。
- 脚本: むとうやすゆき(代表作:『機動戦士ガンダムUC』)
- キャラクターデザイン: pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
- 原案の美樹本晴彦氏のタッチを活かしつつ、大人の鑑賞に堪えるキャラクター像を確立。
- メカニカルデザイン: カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
- 音楽: 澤野弘之
- 劇伴の帝王による壮大なスコアが、ハサウェイの苦悩をより劇的に際立たせます。
■ キャスト:魂を吹き込む声優陣
前作に続き、実力派キャストがハサウェイを取り巻く濃密な人間関係を演じます。
- ハサウェイ・ノア: 小野賢章
- マフティー・ナビーユ・エリンとしての決意と、個人の良心の狭間で揺れる繊細な演技に注目。
- ギギ・アンダルシア: 上田麗奈
- 男たちを翻弄し、物語の「魔女」的役割を担うヒロイン。彼女の「嘘を見抜く力」が本作の鍵を握ります。
- ケネス・スレッグ: 諏訪部順一
- ハサウェイの宿敵でありながら、どこか共鳴し合う連邦軍大佐。
- レーン・エイム: 斉藤壮馬
- ペーネロペーを駆る若きパイロット。
- ガウマン・ノビル: 津田健次郎
- エメラルダ・ズービン: 石川由依
- ブライト・ノア: 成田 剣
- ついに物語に深く関わってくるハサウェイの父。その登場シーンはファン必見です。
■ あらすじ
U.C.0105――。シャアの反乱から12年。 地球連邦政府の腐敗を正すべく、政府閣僚の暗殺を繰り返す反政府組織「マフティー」。そのリーダーの正体は、かつて一年戦争を戦った名将ブライト・ノアの息子、ハサウェイであった。 不思議な力を持つ少女ギギとの出会いや、宿敵ケネスとの心理戦を経て、マフティーはアデレード会議の襲撃準備を進める。しかし、連邦軍の「キルケー部隊」がその前に立ちふさがる。ハサウェイが選ぶのは「革命」か、それとも――。
感想
今回、特に印象に残ったのは「音」です。 池袋のグランドシネマサンシャイン、その巨大なIMAXスクリーンでの鑑賞でしたが、迫力はもちろんのこと、細かな環境音や効果音のひとつひとつまでが非常に丁寧。制作者側の音響への並々ならぬこだわりが、ダイレクトに伝わってきます。
私自身、ガンダムの歴史に特別詳しいわけではありませんが、そんな知識の壁を越えてくる「アニメーションとしての力」を強く感じることができました。
ただ一つだけ心残りなのが、チケット争奪戦に負けてしまい、いつもより前方の席になってしまったこと。迫力が凄すぎて、今回はどうしても音の印象が中心になりました。もう少し作品が落ち着いた頃に、今度はいつものお気に入りの席で、その映像美をじっくりと目に焼き付けたいと思います。
それにしても、この映画はまさに「伊達じゃない」ですね。 まだ1月ではありますが、令和8年のIMAXで観るべき作品として、今のところ間違いなくナンバーワン。劇場を出た後も、心地よい余韻が続いています。
本家がネタバレしてるので良いと思うのですが、エンディングがあのGUNS N’ ROSESのスウィート・チャイルド・オブ・マイン」です。同年代の方には甘酸っぱい思い出と一緒に聞ける1曲だと思いますし、音響効果で言うとオリジナルのステレオ楽曲をIMAXで聞くとこうなる、というわかりやすい1曲だと思います。そして真のエンディングはこの曲の後なので、エンドロールで席を立たないように。